諸物価高騰で、日常生活の中でも紙幣減価を感じる事が増えてきました。それに連れて、「インフレに対抗する為に米国株投資を」や「不動産はインフレに強いから、投資するべき」といった言説が出てきています。
これについてはどうなのでしょうか。
私の考えですが、株式は「 インフレに強い銘柄、例えばコモディティに相関が強い銘柄なら良さそうだ 」になりますし、不動産は「 需要が堅くて割安に買えているものなら良さそうだ。ただし全般的な給与が伸びないので、堅調な賃料は期待できないだろう 」となります。
■ インフレの三つの波
過去のデータから、インフレ時代の推移を見てみると三つの波を伴う事が判ります。
最近のインフレで有名なのは、米国の1970年代です。インフレの指標として代表的な「 ニューヨーク金価格 」で見てみると、インフレが起こる以前の1970年辺りにおける金価格は1オンス辺り概ね35ドル~40ドルで推移しています。
インフレの第一波が起きると金価格は暴騰して、1975年には1オンス184ドルを付けます。この段階で金価格は5年間で約4倍になった訳です。そしてインフレ第一波の次に、デフレ波が来ます。翌1976年には...
これについてはどうなのでしょうか。
私の考えですが、株式は「 インフレに強い銘柄、例えばコモディティに相関が強い銘柄なら良さそうだ 」になりますし、不動産は「 需要が堅くて割安に買えているものなら良さそうだ。ただし全般的な給与が伸びないので、堅調な賃料は期待できないだろう 」となります。
■ インフレの三つの波
過去のデータから、インフレ時代の推移を見てみると三つの波を伴う事が判ります。
最近のインフレで有名なのは、米国の1970年代です。インフレの指標として代表的な「 ニューヨーク金価格 」で見てみると、インフレが起こる以前の1970年辺りにおける金価格は1オンス辺り概ね35ドル~40ドルで推移しています。
インフレの第一波が起きると金価格は暴騰して、1975年には1オンス184ドルを付けます。この段階で金価格は5年間で約4倍になった訳です。そしてインフレ第一波の次に、デフレ波が来ます。翌1976年には...
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