先日、疎遠だった父の死去に伴い、私自身に相続が発生しました。一つの参考事例として、内容を皆様に供したいと思います。
父が死んだのは少し前でしたが、私の連絡先を父方の方で把握しておらず、私への通達は結構遅れました。私が小学校に入学した頃に家を出ていった父ですので、以降の詳細は私も判らない状態でした。
父は出奔時、車や家にあった預金通帳、指輪などの財産まで持ち出していました。若い頃は、もう少し息子に配慮してくれたらこんなに貧乏暮らしじゃなかったのになあ、などと父に対して複雑な気持ちを抱いていました。
大人になってからは少しは交流がありましたが、晩年の父は気難しい性格になっており、私との折り合いが悪く、近年はまったくの没交渉になっていました。そんな折の父の死亡、そして相続の連絡でした。
父は早朝、トイレか何かで起きたあとで倒れ、意識不明の状況で1年経過し、そのまま亡くなったそうです。「人間は急に亡くなる事もあるから、遺言を含め準備だけはしておく必要があるのだな」と改めて感じたものです。
父が末期がんの状態で、骨転移もあり痛みに耐えていた時期があったのは私も知っていました。しかし、最近の医療はめざましく
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