1、賃料不払い時の対応方法( その2 )
前回に続き、賃料不払い時の対応方法を大枠で整理していきたいと思います。ややくどいかもしれませんが、大枠から整理していきます。
賃料不払い時の対応は、思考停止で弁護士に依頼してしまうと、コストオーバーしてしまうという問題もあるため、状況に応じて大家さんとしても選択肢、引き出しを多く持っておく必要があるかと思います。
1)裁判所手続き外の対応、裁判所を利用するまでの目安期間
まずは大きく、大家さん・管理会社にて裁判所手続き外で請求していくのか、裁判所手続きを利用していくかの2つに分かれるでしょう。
当然、裁判所手続きを利用しないほうがコストも時間もかかりません。ただし、うまく回収・立ち退き交渉に至らない場合は別ですので、どの程度の期間を裁判所利用なしで対応していくのか、「 ここまでは自分で 」「 ここまでは裁判所なしで 」と区切りの期間を想定しておく必要があります。
不払いの状況で弁護士へと依頼すると、回収金額に比して弁護士費用が割高になるなどの問題はありますが、変にずるずると放置してその間に一部の賃料を受け取るなど、なし崩し的な対応をしている
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる