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保全処分と仮差押えってどうやるの? 困った時に裁判所でできること、その3

山村暢彦さん_画像 山村暢彦さん 第52話 著者のプロフィールを見る

2023/5/11 掲載

1、困ったときに裁判所でできることって?! その3

さて、前回に続き、「 裁判所で解決できること 」を紹介します。前回は特に、「 境界確定訴訟 」「 共有物分割訴訟 」のポイントについて概説させていただきました。

参照:共有物分割訴訟と境界確定訴訟について。困ったときに裁判所でできることって?!その2

今回は、改めて「 保全処分 」という手続から、特に「 仮差押え 」手続きについてお話しします。その1、その2でお伝えしたような裁判手続が裁判所の中核ではあるのですが、それだけでは解決できない事柄が世の中には溢れています。

そうなった時に、「 仮差押え 」が現実味を帯びてきます。

2、保全処分:仮差押えとは

私のコラムでは、よく、「 勝っても回収できないこともある 」、という裁判の難しさをお伝えしているのですが、その回収可能性を確保するための手続きが「 仮差押え 」です。

裁判というのは、そもそも時間がかかる手続きですし、例えば、建物の引き渡しを請求している訴訟の途中で、その建物を第三者に売却することも、禁じられていません。

また、金銭請求訴訟を提起されている中で、すべてのお金を使いきってしまうとか、破産...

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プロフィール

山村暢彦さん

山村暢彦さんやまむらのぶひこ

弁護士
不動産投資家

不動産・相続の法務に精通した、スペシャリスト弁護士。不動産投資・空き家活用・相続対策などのセミナーで講師経験も多数有している。不動産・相続をテーマとしたFMラジオにも出演。

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • 祖父母の代からの大家の家系に生まれる。
    古い借家で家賃滞納などのトラブルを経験し「不動産・相続」の悩みを解決したいという思いから弁護士を志す。
    自身でも築古戸建を購入し、大家業の経験を積むなど、弁護士の枠内に収まらない不動産の知識と経験を有する。

    多数の不動産会社の顧問弁護士を務めており、また、そのネットワークから建築・リフォーム会社、運送会社等の顧問先企業の数も増加している。
    昨今、「働き方改革」の反面、労働トラブルが増える中で、企業側の労働者問題の対応が増加しており、企業研修などでは「副業」について話す機会も増えている。

    趣味はウイスキー、読書、靴磨き。
    大勢でお酒を飲むのも好きだが、一人の時間を作り、頭の整理をする時間も好き。
    好きな言葉は、「運と縁」。

    山村法律事務所
    神奈川県横浜市中区本町3丁目24-2 ニュー本町ビル6階

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