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名義移転や境界確定したくとも「相手がいない」土地をどうするか?3つの事例の紹介/その1

山村暢彦さん_画像 山村暢彦さん 第56話 著者のプロフィールを見る

2023/7/11 掲載

■名義移転や境界確定したくとも「相手がいない」土地をどうするか?

さて、令和5年4月1日から施行された「所有者不明土地管理制度」の影響もあるのか、ここ数か月一気に「所有者不明土地」関連のご相談が増えた印象です。

新制度でなければ解決できない事案というのは、実は少なく、「売却や建て替えが無理だと諦めていた」土地の解決策があることが知られた、という影響が大きいのかと思います。

「所有者不明土地」関連というのは、一言でまとめるいいキーワードがないので、あえて「関連」と加えてみたのですが、要は、何かしら名義移転したり、境界確定したりしたくとも、「相手がいない」類型のことです。これらを総括して、ご説明していきたいと思います。

1、「所有者不明土地」関連の実際例

所有者が不明というのは、ある種不動産取引上の病理現象だと思うので、まずはどんな問題が現実にあるのか、皆さんにイメージをもってもらうために具体例を見ていきましょう。

  • 例① アパートを建築しようとしたら、なぜか所有土地の中に数平米の他人名義の土地が混入していた。その名義を調べると法人だったが、どうやら解散しているようだ。土地を買い取るか、時効取得を主張し
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プロフィール

山村暢彦さん

山村暢彦さんやまむらのぶひこ

弁護士
不動産投資家

不動産・相続の法務に精通した、スペシャリスト弁護士。不動産投資・空き家活用・相続対策などのセミナーで講師経験も多数有している。不動産・相続をテーマとしたFMラジオにも出演。

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • 祖父母の代からの大家の家系に生まれる。
    古い借家で家賃滞納などのトラブルを経験し「不動産・相続」の悩みを解決したいという思いから弁護士を志す。
    自身でも築古戸建を購入し、大家業の経験を積むなど、弁護士の枠内に収まらない不動産の知識と経験を有する。

    多数の不動産会社の顧問弁護士を務めており、また、そのネットワークから建築・リフォーム会社、運送会社等の顧問先企業の数も増加している。
    昨今、「働き方改革」の反面、労働トラブルが増える中で、企業側の労働者問題の対応が増加しており、企業研修などでは「副業」について話す機会も増えている。

    趣味はウイスキー、読書、靴磨き。
    大勢でお酒を飲むのも好きだが、一人の時間を作り、頭の整理をする時間も好き。
    好きな言葉は、「運と縁」。

    山村法律事務所
    神奈川県横浜市中区本町3丁目24-2 ニュー本町ビル6階

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