どもども、
みなさま、こんにちは。
DIY大家のソーリムウーハーです!
ボクが静岡県に持っているアパートに向かうときは、いつも東名高速を使います。
由比PAの周辺は景色が素晴らしく、朝日に照らされキラキラと輝く海岸線を眺めながら
「将来はこのあたりに豪邸を建てたいな」
と夢を思い描きながら走り抜けます。
しかし、そんな美しい海を眺めながら向かう先は・・・地獄の超ゴキ汚部屋!
『掃除しない』『油大好き』『ゴキ●リと戦わない』のベトナム人が、12年間住み続けた部屋の復旧作業です。
以前のコラム記事では、ゴキ掃除をしながら壊滅した設備を全撤去してキッチンの壁を造り直すところまでを解説しました。
さてここからは、内装と設備の全交換です!
クロスもCFも、キッチン・便器・換気扇・カーテンレールまで、ほぼ全て新品にします!
もしかして、築30年のアパートが新築になるかも!?(※注:なりません)
今回の目標は、1泊2日のDIYで全設備を取り付けて『居住できる状態』にすること。
自宅から280km離れた遠距離アパートで、リフォーム合宿をします!
それではまず『準備編』からスタートです!
■DIYと外注を使い分ける『ハイブリッドDIY』
今回のゴキ部屋の復旧には、大きく3つの工程があります。
①【解体・壁工事】ゴキ除去、旧設備の解体撤去、壁の造作(DIY)
②【内装工事】クロス、CF、キッチンパネル施工(外注)
③【設備工事】新しい設備の取付け工事(DIY)
①〜③までをすべてDIYすると、3ヶ月以上かかってしまいます。
かといって、すべて外注すれば1ヶ月で仕上がりますが150万円コースです。
そこで②だけを外注して、①と③をDIYすれば、1〜2ヶ月で完成し、費用も60万円程度で仕上げることができます!
初心者の頃は時間をかけて全部DIYしていましたが、いまは安くて時間がかかる作業は外注しています。
特にクロスやCFは手間がかかる割に安いので、自分でやることはほとんどなくなりました。
業者がやりたがらないことや、技術が必要な箇所をDIY。
カンタンだけど、時間がかかる箇所は外注。
DIYと外注を組み合わせた『ハイブリッドDIY』です!
ちなみに業者さんがクロスを張ってくれてる間、ボクは大家さん仲間と白馬でスキー合宿に参加していました。
節約して、セルフリフォームも遊びも楽しむ。
これが理想の、DIY大家生活だと思います。
■『作業リスト』で効率化
遠距離アパート投資で大変なのは、往復の交通費と宿泊費です。
最初のリフォームでは、交通費だけで20万円以上かかりました。
車の消耗も激しく、築17年のステップワゴンは25万キロを突破しました。
でもいくら走行距離を増やしても、タイヤのゴムを減らしても、物件はキレイにならんし、お金もかかります。
できるだけ少ない往復で完成できるように、綿密な計画を立てます。
まずは全体を把握するために、『作業リスト』を作ります。
ボクはいつも『Googleスプレッドシート』を使ってます。
内容はこんな感じ
①作業内容
②作業時間
③DIY・外注
④作業ステータス
⑤部材購入状況
リフォーム箇所が多くなると、どこを直すのか憶えていられません。
作業漏れや部材の購入忘れをしないためにも、リストは必須です。
スプレッドシートは、スマホでも確認・編集ができるので便利です。
ホームセンターでは、お買い物メモとして。
現場では「次はなにするんだっけ?」ってときに、すぐに確認できます。
全体の作業時間の合計も出せるので、何日で仕上げられるかも事前に予測できます。
まぁ、いつもなにかトラブルが起こるので、なかなか予定どおりになりませんけどね・・・。
■部材を購入する
作業リストが完成したら、必要な部材を購入します。
仕入れは、だいたいホームセンターかネットショップです。
何年かDIY大家をやっていると、ホームセンターの得意分野が見えてきます。
たとえば、ボクのよく行く店だと
- ビバホーム:木材の質が良い
- コーナン:パネル、見切り材が充実
- ケイヨーD2:塗料の種類が豊富
- ナフコ:リメイクシートが安くて豊富
- カインズ:全般的に安くてハズレがない
- コメリ:田舎にもあって便利
- ジョイフル本田:マニアックな品揃えが楽しい
こんな感じでそれぞれ特徴があるので、複数の店をハシゴして部材調達をします。
ネットで買うときは、型番をGoogleのショッピング検索にかけて安い店を探します。
以前は種類の豊富さから、楽天で買うことが多かったのですが、最近は小物系でAmazonを使うことが増えました。
■購入品の記録
材料や工具を購入したら、メーカーと型番・購入店と金額はすべて記録して残しています。
ここでも使うのは、スプレッドシートです!
メッチャ面倒ですが、一度やっておくと同じ間取りの部屋は、同じ部材を選べばよいので、迷わずに購入できます。
毎回、同じものを購入していると、価格の変動もすぐに判ります。
ちなみにコロナ前の購入記録と比較すると、ほとんど全部が値上がりしてますね。
特に木材はダントツで、コロナ前の3倍です!!
金属も上がっているようで、水栓の値上げも酷い!
3千円だった洗濯水栓が8千円で売られているのを見たときは、ショックでしばらく動けませんでした…。
ちなみに、購入品を記録したスプレッドシートはそのまま確定申告ソフトに取り込める形式にしているので、後の会計処理も楽になります。
■応援・宿泊の手配
今回は1人では作業ができない「吊り戸の設置」があるので、友人のHAYA氏に応援を頼みます。
HAYA氏は高校時代の陸上部の先輩で、現役時代は「地を這う馬」の異名を持ち、100mを11.2秒で走っていました。
いまはフリーのWEBデザイナーをしていて、おかしなゲームも作れる変なおじさんです。
パワーもあって手先が器用なので、リフォーム合宿では力仕事やペンキ塗装・シート貼り等の手伝いをしてもらっています。
部材の目処がついたら、HAYA氏と日程調整です。
行く日が決まったら、すぐに宿を手配します。
初期の節約生活だった頃は、寝袋で物件に泊まったり、車中泊をしたりしていました。
今はもうやりたくないので、快適なビジネスホテルに泊まります。
リフォームの疲れも、シャワーを浴びて一晩フカフカベッドで寝れば回復です。
たまに贅沢して、リゾートホテルに泊まることもあります。
ちなみにアパートを持っているなら、一度は物件に寝泊まりしてみることをオススメします。
部屋の気温変化、トイレや浴室の使い勝手、朝の鳥の鳴き声、周囲の騒音・・・。
リフォームしているだけだと気がつかないことが、結構みつかります。
■配送の手配
『流し台』のような大モノは、納品まで1〜2週間かかることもあり、配送手配もあるので早めに発注します。
以前、39kgの流し台を1人で搬入したことがあり、ヒーヒーのフーフーになりました。
今回は過去の反省を活かし、現地直送にします。
『流し台』『吊り戸棚』『換気扇フード』『トイレ』『洗面台』は着日指定できるのが平日のみだったので、お掃除屋さんの作業日に合わせ、5,000円の手数料を払って受け取りをお願いしました。
大モノの搬入は、意外と手間と時間がかかります。
もちろん体力も、大きく消耗します。
この大変な作業をお願いできるなら、5,000円はメッチャ安いです。
さてさて、日程も決まり、部材と人と宿の手配も完了。
あとは現地でDIYするだけです。
どれだけ準備を万全にしていても、予想外の出来事が起きるのがDIYリフォームです!
今回はどんなトラブルが待ち受けているのか。
遠距離リフォームDIY合宿。
『作業編』に続きます!!
また次回お会いしましょう。
ではでは。
「安全DIY宣言」のマークは、危険を回避しながらでも本格的なDIYリフォームをすることができることを多くの人に知っていただきたくて作成しました。
権利のない自作の完全フリー素材です。
ご賛同いただける方は、ぜひご利用・拡散をお願いいたします。
安全DIY宣言
・危険な工具は使いません
・高所での作業はしません
・安全具なしで作業しません