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不動産投資家が利用できるお得な補助金・助成金シリーズ(2)~先進的窓リノベ2024事業

政策(不動産投資関連)/助成金・補助金 ニュース

2024/03/24 配信

昨年好評だった補助金「先進的窓リノベ事業」が2024年も「先進的窓リノベ2024事業」としてリニューアルされて帰ってきた。
3月中下旬から交付申請も始まるので、注目している人も多いのではないだろうか。

「先進的窓リノベ2024事業」とは、断熱性の高い窓やドアへの改修を促進し既存住宅の省エネ化を促すことで、エネルギー費用負担の軽減、健康で快適なくらしの実現および家庭からのCO2排出削減などを目的とする事業である。
「冬場は寒くて、夏場は暑い!」という意見を入居者からもらう機会が多い不動産投資家には一見の価値がある補助金制度だろう。

二重窓で寒さ、暑さ対策を!
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そこで、不動産投資家が利用できるお得な補助金・助成金シリーズの2回目として「先進的窓リノベ2024事業」を紹介する。
この事業を利用すると、先進的な断熱性能の窓・ドアに交換するリフォームに対して、半額程度の補助金が支給される。
補助金の金額は、リフォームする窓やドアの性能により金額が規定されているため、半額というのは概ねの目安であるが、およそ半額程度の補助は受けられると理解しておけば良いだろう。
また、補助金の申請はリフォーム業者が行ってくれるため、手間をかけずに申請ができる点もお勧めのポイントだ。

【当事業の利用対象者】
①窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓のリフォーム工事をする者であること
→ 窓リノベ事業者とは、本補助金を扱うことが事前に許可された登録事業者である。利用可能な窓リノベ事業者は住宅省エネ2024キャンペーンのHPから検索できるので参照して欲しい。なお、登録事業者の中には、申請手数料として多額の手数料を請求してくる業者が居るという話もあるので、見積書などでチェックすることをお勧めする。

②窓のリフォーム工事をする住宅の所有者等であること

【当事業で対象となる建物の条件】
①リフォーム工事の工事請負契約日時点において、建築から1年が経過した住宅または過去に人が居住した住宅(現に人が居住している住宅を含む)

②戸建住宅においては、「1住戸が独立した建物」、集合住宅においては、「複数の住戸や住宅以外の用途の区画(店舗や倉庫等)が共存する建物」

【当事業で対象となる工事】
①メーカーが登録を申請し、事務局が一定の性能を満たすことを確認した製品を使用した下表に該当するリフォーム

窓リノベ2024事業対象工事 出典:先進的窓リノベ2024事業(環境省)
窓リノベ2024事業対象工事 出典:先進的窓リノベ2024事業(環境省)

②申請する補助額が5万円以上の工事

③補助対象外となる工事
環境省の先進的窓リノベ2024事業の対象工事着手期間(2023年11月2日~遅くとも2024年12月31日まで)外に工事着手した工事は対象外となる。
また、以下の条件に合致すると補助対象外となるので注意して欲しい。

窓リノベ2024事業対象工事 出典:先進的窓リノベ2024事業(環境省)
窓リノベ2024事業対象工事 出典:先進的窓リノベ2024事業(環境省)

この記事を見て興味を持った方は、環境省の先進的窓リノベ2024事業のHPを参照して、詳細を確認のうえ検討することをお勧めしたい。

最後になるが、本補助金制度を利用するにあたり、不動産投資家としては、財産処分制限がつく点には注意した方が良いと考えられる。
財産処分制限とは、「補助金の交付を受けて取得した対象製品について、窓リノベ事業者が補助金の振込みを受けた後、10年間は国または事務局の承認なく補助金の交付目的に反して使用し、譲渡し、交換し、貸付、担保に供し、または破棄することができない」というものだ。
当補助金を受けてからすぐに物件を売却するなどした場合、この制限に抵触する可能性もあるため慎重に対応した方が良いだろう。

執筆:秋元 美信(あきもと よしのぶ)

秋元 美信

■ 主な経歴

約30年にわたる金融機関でのサラリーマン生活を経て、現在、外資系コンサルティングファームに勤務。
不動産投資業に関する金融事情や事業経営に役立つ情報を中心に情報発信している。
認定経営革新等支援機関、中小企業診断士、2級ファイナンシャルプランニング技能士

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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