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大阪市初のPark-PFI事業、大阪城近くの「難波宮跡公園」の再整備がスタート

都市計画・再開発(地域情報)/大阪 ニュース

2024/04/16 配信

2024年3月より北部ブロックの整備が始まった難波宮跡公園(出典:NTT都市開発株式会社)
2024年3月より北部ブロックの整備が始まった難波宮跡公園(出典:NTT都市開発株式会社)

大阪市初のPark-PFI事業

2024年3月、NTT都市開発を代表構成員とし、NTTアーバンバリューサポート、NTTファシリティーズを構成員とする難波宮跡公園「みんなのにわ」プロジェクトは、大阪市中央区法円坂の「難波宮跡公園(北部ブロック)整備運営事業および難波宮跡(南部ブロック)管理運営事業」の一環として、難波宮跡公園北部ブロックの整備に着手したことを発表した。

この事業は、2050年の難波宮跡遷都 1400年に向け、国指定史跡の「難波宮跡附法円坂遺跡」の保存活用を図ると同時に、歴史の魅力溢れる難波宮跡のイメージを体感できるよう、公園整備やにぎわい創出を図るのが狙いだ。

今回の難波宮跡公園の再整備は、大阪市として初めて都市公園法に基づく公募設置管理制度(Park-PFI)を活用した事業。「みんなのにわ なにわのみや」を事業コンセプトに掲げ、事業推進に取り組む。

北部ブロックの整備内容とは

北西から見た園地、商業施設のイメージ(出典:NTT都市開発株式会社)
北西から見た園地、商業施設のイメージ(出典:NTT都市開発株式会社)

今回着手された北部ブロックの整備では、難波宮(飛鳥時代~奈良時代に存在した宮殿)の遺構を分かりやすく示した歴史公園とするのはもちろん、来園者の利便性を高める都市公園としての整備も行う。

歴史公園としては、前期・後期回廊の表示、後期内裏正殿(基壇部)の復元、各歴史遺構の解説板の設置などにより、来園者が難波宮のスケールや、当時の雰囲気を身近に感じることができるような歴史性の魅力を発信するという。

南西から見た商業施設のイメージ(出典:NTT都市開発株式会社)
南西から見た商業施設のイメージ(出典:NTT都市開発株式会社)

都市公園としては、大阪城を臨む芝生広場と、それに面したカフェやレストランなどの商業施設を整備。そのほか、駐車場・駐輪場も設置し、居心地が良くて利便性の高い公園を目指す。

また、旧NTT西日本本社の跡地「法円坂北特定街区」には、シンガポールのラグジュアリーホテル「カペラホテルグループ」の新たなライフスタイルブランド、「パティーナホテルズ&リゾーツ」(パティーナ大阪)が進出。開業は、大阪・関西万博の開催も見据えて2025年春を目指す。

これらの取り組みを通じ、エリア一体での歴史・観光拠点としての魅力向上と周辺エリアの回遊促進を目指していく。

大阪城周辺の大規模開発に期待大

難波宮跡公園再整備の最寄りとなる「谷町四丁目」駅のほか、大阪公立大学の最寄りである「森ノ宮」駅や「大阪城公園」駅など、大阪城周辺でも再開発が進行している(出典:NTT都市開発株式会社)
難波宮跡公園再整備の最寄りとなる「谷町四丁目」駅のほか、大阪公立大学の最寄りである「森ノ宮」駅や「大阪城公園」駅など、大阪城周辺でも再開発が進行している(出典:NTT都市開発株式会社)

大阪公立大学の新キャンパスを起点に新駅や大規模ホールの建設も予定される「森ノ宮」駅周辺、駅直上の高層ビル計画が浮上する「京橋」駅など、大阪城を囲むエリアのビッグプロジェクトが注目を集めている。

この難波宮跡公園の再整備も目玉の一つであることに間違いはない。難波宮跡公園の事業は、2025年3月頃に完了、2025年4月の開業を予定している。

大阪で注目を集めていた箕面新駅の開業と北大阪急行の延伸が実現し、「大阪」駅北側のうめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」が落ち着きつつある今、次は大阪城周辺エリアへの期待が高まっている。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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