生まれ変わる森之宮エリア
大阪府や大阪市、Osaka Metroなどが参加する「大阪城東部地区まちづくり検討会」は、2024年2月、大阪府庁で行われた第6回の会合で、大阪城公園東側に広がる大阪城東部(森之宮)地区の1.5期開発の方針を公表した。
来年の開設を予定する大阪公立大学の森之宮キャンパスを起点に、Osaka Metroの新駅や駅前広場、1万人以上が収納可能な大規模アリーナ・ホールなどを整備する予定。
それに付随して、歩行者空間として森之宮キャンパスとOsaka Metro 新駅・JR「大阪城公園」駅をつなぐデッキも整備するという。
大阪城ホール級の大規模アリーナか
今回の公表で最も話題をさらったのが、新アリーナの計画だろう。
アリーナ・ホールの計画地は、Osaka Metroの新駅南側の予定。収容人数が1万人以上であることから、最大収容人数16,000人の大阪城ホールと同等クラスのアリーナ・ホールになる見通しだ。
コンサートやスポーツはもちろん、地域や大学による利用も検討されるなど、多目的な利用を想定。隣接する大阪城ホールを含めて毎日何かしらのイベントが開催することが可能となる。また、関西圏には1万人以上の大規模アリーナが大阪城ホールしかないという現状を踏まえても、歓迎すべきプランと言えるだろう。
アリーナ・ホールといった大規模集客施設が設けられることで、周辺地域の人はもちろん、広域からも人が集まると想定され、再開発の目玉の一つとして期待が高まる。
「キタ」「ミナミ」に続く「ヒガシ」が誕生?
2028年春のまちびらきを目指す、森之宮を中心とする大阪城東部地区の再開発。
今後は、事業計画の策定や事業者の公募が進められ、一体的に開発を進めていく予定。梅田を中心とする「キタ」、難波や心斎橋を中心とする「ミナミ」と並び、「ヒガシ」の拠点としてまちの活性化を目指す。
健美家編集部