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サラ卒を迷い中の人へオススメの本。あなたに成功をもたらす人生の選択。ホワンの物語パート2。

広田健太郎さん_画像 広田健太郎さん 第108話

2020/9/9 掲載

約2年前の夏、第57話でご紹介した「 ホワンの物語 」のような本は他にないですか? といまだによく聞かれます。今回は「 ホワンの物語パート2 」ともいうべき本を紹介します。

ホワンの物語が少年の成長の軌跡やお金の考え方を描いたものに対し、この本は大人になって家族ができて仕事も成功して他の人の何倍もお金を稼げるようになった人物が主人公です。

主人公のマークはある時、家族と過ごしてきた時間がほとんどなかったことに気がつき、また、自身の1度は捨てた夢を諦めきれず、「 会社をやめる 」という人生の選択を選ぼうとします。

著者は不動産投資家にはご存知の方も多いであろう「 地上最強の商人 」で有名なオグ・マンディーノ。 題名は「 あなたに成功をもたらす人生の選択 」といいます。



この本を手にしたのは今年の夏。プールサイドで読む本を探していたところ、偶然、自宅の本棚から出てきました。前に読んだことがあるような気もしたのですが、思い出せません。

「 生命保険業界で、トップセールスマンとして成功したマークは、ある日輝かしいキャリアを捨て、作家になることを志す。息子たちの成長に突然気づき、家族を顧みなかった人生に疑問を感じたからだ 」

このあらすじが面白そうだったので、読んでみることにしました。

そして、読み進めるにしたがって「 自分はこの本を間違いなく読んでいる 」と確信しました。なぜならば、このマークの生き方や価値観は、今の僕自身にピタリと当てはまるからです。

会社をやめて2年が過ぎ、破産寸前まで追い込まれたマークが、奥さんのルイーザに「 僕は、たとえ目の前に黄金を積まれたって、この2年間を売り渡しは絶対にしない 」と言うシーンがあります。

これを読んだときは、ペナンでの2年間半の移住生活を思い出しましたし、20代のアメリカでのレコード買付け時代を思い出しました。

たとえ誰に評価されなくてもお金にならなくても、自分たちの人生における大切な宝物のような時間を大切にする考え方について、僕は知らぬ間にマークの影響を受けていたのだと思います。

ホワンの物語は読み物としては面白いですし、いくつもの教訓が得られますが、サラリーマンの人にとってはどこか現実的ではないかもしれません。

しかし、こちらの本はサラリーマンとして成功しているマークがある日突然、自分の人生を大きく変化させようと決意してそこから始まる物語ですので、共感する人は多いと思います。

ご自分を重ねながら、時には今の自分と比べながら読み進めていくことで、人生の選択に迷われている方にとってとても大きな1冊になるのではないかと思っています。



■ 主人公マークの決断

内容の一部を紹介すると、本部の役員にも手が届きそうなマークが会社を退社させてほしいと社長に手紙を出した後、社長の邸宅に呼ばれます。飛行機を降りると、そこにはリムジンが待っていました。

そして社長と副社長2人、計3名の引き止めにあい、本社のポストと報酬2倍を提示されます。それでもマークは家族と過ごす時間と作家になるという昔からの夢を選択します。

会社をやめてしばらくするとマークの蓄えは底をつき、安い賃金でマークと奥さんは働きに出ます。しかし、2人のサラリーの合計はマークの前職の1週間分にも満たないのです。

しばらくすると、マークの噂を聞きつけた社長の命を受けた前職の上司が、マークに「 会社に戻らないか 」とやってきます。この時もマークは首を縦に振りません。

しかし、遂には住宅ローン引き落とし不能の通知が届くようになります。自分の車やコレクションを売って幾らかのお金にしますが、生活はどんどん追い込まれていきます。

マークも奥さんもここまで苦しくなっているのに、なぜ前職へ戻ろうとしないのか。戻れば以前のような恵まれた生活を送ることができるのに…と考えてしまいます。

僕は読みながら苦しくなりました。まるで10年前の自分のことのようだったからです。

今だから話せることですが、一棟目を買った後の僕は毎月クレジットカードでキャッシングをして生活費に充て、その分、食事と睡眠以外は自宅の隣にある離れの部屋にこもってとにかく不動産の研究に打ち込んでいました。

そして翌月、支払いのタイミングがくると、足りない分は自分のコレクションのレコードを売ったり、再びキャッシングをしたりしていました。そんな生活は1年か2年続いたと思います。

お金がない時も、僕が外で働いたらその分だけ不動産投資の勉強が遅れることになり、結局は遠回りになってしまうと考えました。第一、外で働いて最低限のお金をもらっても支払いは追いつきません。

コラム第2話で書いた「 1万時間 」をクリアするには、余計なことをしている時間はなかったのです。だったら借金をしてでも時間を買い、早く不動産のプロになりたかったのです。( 僕には戻れる会社もありませんでした )

普通、こんなに追い込まれた状況では自分の夢を諦めて再就職してしまってもおかしくはないと思います。しかし、マークにも奥さんにもその選択肢はなかった…。

サラリーマン不動産投資家の方でも会社をやめたいと考えている人がいるかもしれませんが、自分だったらどのような選択をするのか、そういう視点で読んでほしいと思います。



■ 後方の橋を焼く

そして、遂にマークはチャンスを手にします。その時に出版社の社長に「 最近はどんな仕事をしていますか 」と尋ねられて、「 本を書くために4年ほど前に会社をやめてガソリンスタンドで働いています 」と答えたところ、「 ご自分のアドバイスに忠実に従ってきたわけですね 」と言われます。

それは、マークの本の中に書いてある一節で、「 後方の橋を焼いてしまうことの効果 」というものです。本の中で彼は、「 後退するための道が絶たれたならば、道は一つしかない・・・ 」と述べているのです。

人生における選択肢は多ければ多いほど良いと言われます。しかし、こうも言えると思います。「 選択肢という逃げ道が多いために本気になって前進しない。だから何も成し遂げられない 」

僕がここで書いた本の内容は前半の1/3ほどです。興味を持たれた方はぜひ本を読んでみてください。

自分はなぜ不動産投資をするのか。家族とどんな時間・人生を過ごしていきたいのか。この2点を意識して読んでみていただけたら色々と感じるものがあると思います。

この本を読み終わり、ページを閉じようとした時に僕の手が止まりました。自分の字で2008年2月4日( 月 )KENと署名が書いてあったのです。

人間の脳というのは不思議なもので、読んだかどうか覚えていない本でも、12年かけてしっかりと僕の人生に影響を与えてくれていました。

最後にひとつお願いですが、光栄なことに僕が紹介した本はその日の夜にはアマゾンなどでかなり高額になることがあります。

第95話で紹介したツカサのウィークリーマンション川又さんの本などは、未だに3万円近くの値段がついています。コラム掲載当日の朝はアマゾンで100円でした。

僕は10年前の僕のようにお金が本当になくてそれでも本気で学びたいと思っている人の手に届いて欲しいと思っています。買うなら一人一冊自分用に。

転売なんてして自分の運を下げないでください。運を上げたければ「 分け与える 」です。


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プロフィール

■ 広田健太郎(ひろたけんたろう)さん

hirotasan

不動産投資家
マレーシア・ペナン島在住

ツイッター
https://twitter.com/kentarohirota

ブログ
walk on the blue ocean.

■ 経歴

□1975年
群馬県高崎市に生まれる

□1997年
早稲田大学スポーツ科学部卒業(サッカー部所属)

□1998年
シンガポールプロサッカーリーグDIVISION1でプレイ

□1999年
個人事業主として「サファリレコード」創業

□2005年
結婚
父親のすすめで1棟目のビルを購入

□2008年
レコード店を閉め、父親の不動産会社へ入るも2カ月で退社

□2009年
宅建免許取得

□2017年 マレーシア・ペナン島に移住

□2018年
宅建免許返納

■ 所有物件

□2005年
11月:商業ビル購入(4テナント)20%

□2011年
3月:商業ビル購入(3テナント、1住居)売却済

□2012年
7月:商業ビル購入(4テナント、1住居)26%
9月:商業ビル購入(3テナント)28%
9月:中古戸建購入(売却済)

□2013年
3月:商業ビル購入(売却済)
6月:区分マンション購入(売却済)
9月:自宅近くの中古戸建購入
10月:土地購入⇒コインパーキング(23台)
12月:中古戸建店舗購入(売却済)
12月:自宅隣の中古戸建購入

□2014年
3月:商業ビル購入(2テナント) 20%
7月:商業ビル購入(売却済)br /> 10月:商業ビル購入(2テナント)32%

□2015年
3月:中古戸建店舗購入(売却済)
3月:土地購入⇒コインパーキング(35台)
6月:土地購入⇒コインパーキング(5台)
10月:転売用土地購入(売却済)
11月:自宅近くの中古戸建購入

□2016年 4月:店舗購入
5月:牢屋ビル購入(売却済)
8月:店舗購入

□2017年
3月:全空ビル購入
8月:ロードサイド店舗購入
10月:駅近ビジネスホテル隣の店舗購入
10月:上記店舗向かいのビル購入

2018年現在の家賃年収約5,400万円

月に5〜10日、一日に数時間働く狩猟型の生活を満喫している

不動産投資を始めるきっかけや初期の苦労については大家列伝(前編・後編)を参照ください。

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