僕の嫌いなものに不動産投資家同士の自己紹介があります。「家賃年収いくら、物件数いくつです」。「オーッ!」って全くのナンセンスです。僕のセミナーでそんな反応をした人がいた時、「返金をするので帰ってください」と言いそうになりました。
あくまで年商を言っているだけであり、その裏には借入総額、借入年数、金利、物件の属性、税引き後の利益、役員報酬など全くわからないわけです。今回は、そんな家賃年収や物件数を追い求めそうになっている方に読んでもらいたい話をします。
■「すごく良い決算ですよ」の言葉に驚く
昔、レコード店を経営していた頃、僕の会社の売上は1億円ありました。でも、仕入れ、家賃、人件費などを引くと最終的な利益はかなり少なくなりました。いや、確か経費をバンバン詰め込んでいたので最終利益は赤字だったはずです。
不動産仲介業に移行した後に、売上がかなり下がって1,500万くらいになりました。ところが、仕入れゼロ、従業員ゼロ、家賃数万円ということで、経費が全くなかったため、ほぼ全てが利益となり高利益の会社になりました。
決算書を提出するために銀行に行った時、恥ずかしくて下を向いていた僕に、担当者の方が、「す
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