登山は、上りよりも下りの方が難しいと言われます。山頂での絶景、達成感を味わった後、疲労感を感じエネルギーも減少している中で、下山するまでの体力が求められるからです。大切なのは、上りも下りも景色や会話を楽しみながら無理のないペースを保つことだそうです。
まるで不動産投資ではないか、と思いました。上り(物件購入するまで)は目標があるのでエネルギー全開で進めますが、下り(物件購入後)はどうしても油断してしまいがちです。安全に下山(完済や売却)するのは、決して簡単なことではないと思います。
天候が一変して遭難するかもしれませんし、途中で体調を崩してリタイヤせざるを得なくなるかもしれません。熊や猪などの動物に襲われるかもしれません(不動産なら天災や事故などでしょうか)。常にリスクはあるのです。
そういえば、自分の山頂はどこにあるのかと考えてみたのですが、はっきりしません。もしかしたら、もう既に山頂からの景色は味わったのかもしれないし、いくつもの山頂にたどり着いたかもしれない。しかし、まだまだこれからという気もします。
一つ言えるのは、所有不動産の数が増えれば増えるほど、縁も怨(えん)も増えていくというこ
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