みなさん、こんにちは!
元銀行マンのまきまきでございます。
今回は、融資案件を審査する場合、どこに着目して判断しているのかについてお話したいと思います。
まず大前提は、その事業計画 ( 収支 ) が十分まわるかどうかです。もちろんこれは、銀行が判断する以前に、事業主の側にとって極めて重要なことです。 大きな借入をしても、毎期、毎期、赤字計上、ローン返済のため手元預金の取り崩しが発生するようでは、事業としては成り立たないことは、みなさんもご承知の通りかと思います。
では、その入口である事業計画からお話することといたします。
【所要資金と調達方法】
銀行が、アパートローンの案件相談を受けたとき、まずはその事業計画が、いくらの総工費で、その資金の調達をどのようにするかを判断します。つまり、いくらの借入で、自己資金をいくら投入する計画なのかを確認します。加えて、手元資金が、どの程度あるのだろうか、と推察します。
例えば、仮に( あくまで仮にです! )下記のような事業計画だったとしましょう。
このとき資金調達計...
元銀行マンのまきまきでございます。
今回は、融資案件を審査する場合、どこに着目して判断しているのかについてお話したいと思います。
まず大前提は、その事業計画 ( 収支 ) が十分まわるかどうかです。もちろんこれは、銀行が判断する以前に、事業主の側にとって極めて重要なことです。 大きな借入をしても、毎期、毎期、赤字計上、ローン返済のため手元預金の取り崩しが発生するようでは、事業としては成り立たないことは、みなさんもご承知の通りかと思います。
では、その入口である事業計画からお話することといたします。
【所要資金と調達方法】
銀行が、アパートローンの案件相談を受けたとき、まずはその事業計画が、いくらの総工費で、その資金の調達をどのようにするかを判断します。つまり、いくらの借入で、自己資金をいくら投入する計画なのかを確認します。加えて、手元資金が、どの程度あるのだろうか、と推察します。
例えば、仮に( あくまで仮にです! )下記のような事業計画だったとしましょう。
土地取得費 | 5,000万円 |
建物建築費 | 4,000万円 |
諸経費 | 1,000万円 |
合計 | 1億円 ・・・所要資金A |
このとき資金調達計...
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