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「変化対応型大家」が注目する 投資不動産インスペクション

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第35話 著者のプロフィールを見る

2009/9/9 掲載

みなさんこんにちは。不動産コンサルタントの長嶋 修 ( ながしま おさむ ) です。


今回のコラムはまず 「 大家タイプ診断 」 から。
あなたは、以下のどの大家さんタイプにあてはまりますか?

1. 「 従来型大家 」
代々大家業を営んでいて、副業あるいは専業でビルやアパート・マンションを経営。たくさんの不動産を所有していることを決して前向きにとらえていないケースが多いのは、日本の税制が土地所有者に対して厳しいものであることや、受け継いだ資産を守ることが一族の使命として課せられているため。保守的なタイプが多く、必ずしも勉強熱心ではない。賃貸住宅の貸し手、つまり大家さんが強い時代はとっくの昔に終わってしまっているが、時代の変化には眼を向けようとせず、あるいは気づかず、むしろ抵抗しようとする。賃貸経営がうまくいかない責任は、借り手や不動産業者、ひいては時代に責任があるのだと考える。実際の賃貸住宅経営は空き家が多い、賃料が目減りしているなど、ジリ貧状態になっているケースが多いのが特徴。 相続対策・節税目的だけが目的で、飛び込み営業に言れるがままにアパート建てる。

2. 「 変化対応型大家...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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