みなさんこんにちは。不動産コンサルタントの長嶋 修 ( ながしま おさむ ) です。
最近さくら事務所は、収益物件のインスペクション ( 建物調査 ) で大忙し。非常に多くの投資家が、物件探しに動いているのを実感します。今日はそんなインスペクションの現場から、近年多く見られる問題についてご紹介しましょう。
タイル張りの外壁は非常に見栄えがするのですが、万一はがれて落ちてきたら大変危険です。 【 写真左 】 は都内で売り出し中だった築 10年のRCマンションですが、ご覧のとおりタイルが一枚、明らかにはがれかかっており、いつ落ちてもおかしくない状態です。この下には、人が出入りするエントランスがあります。
このようなケースの場合、このタイル 1枚だけが問題なのか、それとももっと広範囲に広がっているのかを確認してください。たいていの場合は程度の差こそあれ、他の部分にも潜在的な問題が潜んでいることが多いものです。建物本体に密着していないタイルは、打診棒などでたたくと、 「 コンコン 」 と軽い音がします。 【 写真右 】 は別の物件ですが、浮いている範囲のタイルをごっそりとはがしたところ。こ...
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