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成功大家は5万円の空室損を悔しがる。お金が軽くなる「ラテマネー」の罠。

西野浩樹_画像 第11話

健美家不動産投資コラム

皆さんこんにちは!波乗りニーノこと西野浩樹です。先月はセミナーを5つも入れてしまったため、全国移動しまくりアドレスホッパーな毎日です。移動することで脳内が活性化され、様々なアイディアが溢れてきています。移動距離とアイディアは比例しますね。



■ 大きなお金が動くとき、お金の重さが軽くなる

ところで皆さんは、お金の重さについて考えたことはありますか? 1万円札1枚と1円玉の重さはいずれも1gという話は有名ですが、お金には消費する物によって重さが変わります。

正確には、「 心理的な重さが変わる 」といったほうがわかりやすいかもしれません。心理的重さが変わる要因に大きなお金が動くときと、細かくお金が動くときの2つがあります。

まずは、大きなお金が動くときです。あなたが欲しかったバルミューダのオーブントースターが近所の家電量販店で29,800円が、隣町の家電量販店オープン記念特価で9,800円だったとしたら買いに行きますか?ほとんどの人が買いに行くと答えるでしょう。

次に、あなたが欲しかった新型iPhoneが近所の家電量販店で99,800円が、隣町の家電量販店オープン記念特価で79,800だったとしたら買いに行きますか? おそらく、3分の2くらいの人は買いに行きますが3分の1の人は近所で買うことを選択するでしょう。

そして、あなたの欲しかったクルマが近所で228万円、隣町のディーラーでオープン記念特価226万円になったとしても、ほとんどの人は買いに行くことはないでしょう。

このことから、何がわかるでしょうか? 「 隣町に行けば2万円得をする 」のは同じにも関らず、買うものが大きな金額になると、1万円の心理的な重さが軽くなるということです。

これがよくわかる例として、新興住宅街に行くと、家を買って1万円の心理的な重さが軽くなったことと、新興住宅街に住む人たちの集団心理によって、カーポートには新車が並びます。もちろん、室内には新しい家電と家具が揃っています。

「 お隣も新車を買ったから、ウチも買おう 」
「 せっかくの新築だから、冷蔵庫も新しくしよう。ついでに洗濯機も新しくしよう 」
「 カーテンも家具もオーダーしよう 」

家を買うことで大きなお金が動いたため、お金の重さが軽くなって、こうした現象が起こるのです。面白いことに、新車は買うのに、夕食のおかずは半額になるまで待って買ったりします。人間にはそういう心理の特性があるのですね。

僕自身は新築の家を買いませんでした。新築住宅が高かったというのが一番の理由ですが、新築住宅を買うことによって、1万円の心理的重さが軽くなり、散財してしまうことを恐れたのです。その選択は正解だったと思っています。



■ 「 ラテマネー 」の積み重ねでお金が貯まらない人たち

また、人は細かいお金が動く時は、「 たったこれくらいだから、まあいっか 」と考えがちです。「 ラテマネー 」という言葉があるのですが、これは細かいお金が積み重なり、結果的に大きなお金の重さが軽くなる罠という意味で使われます。

「 確か財布の中には2万円いれたはずなのに、なんで2千円しか入っていないんだろう 」
「 この前、電子マネーチャージしたはずなのに、もうなくなっちゃった 」

誰にでも、そんな経験があると思います。こんな風に、毎日、何気なく使ってしまうお金のことをラテマネーというのです。

例えば、毎日、セブンイレブンのアイスコーヒーLサイズ180円を朝と昼食後の2回飲んでいたとします。年間いくら使っているでしょう?答えは、180円×2回×365日=131,400円です。10年では1,314,000円、20年では2,628,000円になります。

たった180円のコーヒーが、20年続けると自動車1台分くらいになるということです。毎日、フリスク300円を1缶食べていたとしても、1年で約11万円、10年で約110万円、20年で220万円になります。

アイコスを毎日一箱500円吸ったとしたら、1年で約18万円、10年で約180万円、20年で360万円を使ったことになります。

コーヒーもフリスクもアイコスも、なくても生きていける嗜好品です。ひとつひとつは、180円、300円、500円とたいした金額ではありません。でも、毎日それを買い続けていくと、金額は20年で約850万円にもなります。

最近は国の後押しもあり、電子マネーが普及しはじめました。楽天PAYやLINEPAY、PAYPAYやメルペイなど、コンビニやスーパーでもお金に触ることなく、銀行口座から直接お金が引き落としされていきます。

便利なことは間違いありませんが、お金をおろす行動やお金をチャージする行動がなくなることで、今まで以上にお金を使う感覚がなくなり、気がついたらラテマネーのせいで預金がなくなっていたということになっても不思議ではありません。

スーパーの見切り品コーナーやネットサーフィン中の広告にも注意が必要です。物以外にもスポーツクラブの会員費や保険料、音楽配信・映像配信サービスやアプリ、携帯電話使用料など定期的に見直さないと、ラテマネーで莫大なお金を損しているかもしれません。



■ 5万円の空室をもったいなく思える人がお金持ちになる

資本主義社会では、毎日必ずお金を遣います。年収が100万円の人の1万円より、年収が1,000万円の人の1万円の方が、軽く1万円を使うことができるでしょう。分母が大きくなると比率で見てしまう癖が人間にはあるようです。

その法則でいくと、成功している大家さんは皆さん、大きなお金を動かして分母が大きいので、日々の出費が大きくなり、生活が派手になってしまってもおかしくありません。

しかし、僕が尊敬する大家さんの多くは、そのあたりの細かい感覚を今も持ち合わせていて、アパートはアパート、日々の生活は日々の生活ということで細かいお金にも気配りしている方がほとんどです。

もちろん、不動産投資を行う上でも、大きいお金、小さいお金に関係なく、お金の動きに敏感です。例えば、空室が1つ出ると、共益費も合わせて5万円くらいのお家賃が入ってこなくなるとします。

この空室について、たくさん持っている部屋の1室くらいだから仕方がないと思うのか、5万円といえば、パートの人が時給800円で1日4時間×16日働くくらいのインパクトがある大きなお金だと考えるかで、取るべき行動は変わってきます。

僕はFP( ファイナンシャルプランナー )なので、家計の相談に乗る機会が多いのですが、食費をひと月5万円くらいに設定しているお家って多いんです。そう考えると、5万円の家賃が入らないということは、普通の家庭で1ヶ月ご飯が食べられないほどのインパクトと考えることもできます。

規模に関係なく成功されている大家さんは、何部屋中今何部屋の空室があって、退去予告がいくつあって、入居予定がいくつあるかが、常に頭の中で整理されていて、満室を維持するための先手先手で行動を起こしていることにいつも驚かされます。

お金持ちというのは、たくさんのお金が入ってくる人ではなく、たくさんのお金を残せる人だと思います。家賃年収がいくらになっても、5万円の空室をもったいなく思う。その意識を持てる人が、成功大家さんになれるのではないでしょうか。



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プロフィール

■ 西野浩樹さん(波乗りニーノ)



不動産投資家、ファイナンシャルプランナー
滋賀県彦根市在住
妻と息子二人の4人家族

大家列伝⇒前後編
西野さんのblog
Facebook西野浩樹

■西野浩樹さんのプロフィール

□1973年
石川県金沢市に誕生

流通系会社で労働組合の書記長として、組合員たちの相談に乗る中で、お金の知識の必要性を感じ、ファイナンシャルプランナーの資格を取得

□2007年
社宅について調査する中で、富山市の土地値の安さと家賃の高さの歪みに気づき、富山市内で不動産投資をスタート
その後、新築を中心に物件を買い進める

□2017年
長年勤めた流通系の企業をセミリタイア
家賃収入は約4,400万円、全体の返済比率は約45%

■所有物件

□2007年
富山市内にアパートを新築(7室)売却済み


□2008年
富山市内にアパートを新築(6室)


□2009年
富山市内に借家を新築(2棟)


□2010年
富山市内に借家を新築(2棟)


□2011年
中古戸建購入

□2014年
富山市内にアパートを新築(8室)


□2016年
彦根市内に中古アパート購入(8室)

□2017年
富山市内にアパ―トを新築(10室)


彦根市内に中古アパートを購入(8室)

彦根市内にアパートを新築(8室)


彦根市内に中古戸建購入

□2018年
彦根市内のアパートが完成予定(8室)





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