モーガンさんと半沢大家さんによる、融資をテーマとした大家対談の最終回です。前回はプロパー融資を引きたい銀行の条件が多少悪くても、借りやすい金融機関ではなく、ハードルを越えてチャレンジしてほしいというお話でした。最終回は減価償却のお話から始まります。
■耐用年数オーバー物件の減価償却期間を融資期間にまで延ばす
半沢大家さん
対談最終回はちょっとマニアックなお話から始まってしまうんですが、モーガンさんの取引銀行は、私の元いた銀行にない評価基準をやっているとお聞きしました。減価償却費を先延ばししていらっしゃるとか。
モーガンさん
そうですね。ご存じのように減価償却資産には法定耐用年数があって、RCだったら47年、木造だと22年とか、決まっていますよね。その法定耐用年数に応じて減価償却費が決まってきます。
当然、私が買う物件は、築30年超えの木造や軽量鉄骨ばかりなので、法定耐用年数が残っていません。法定耐用年数を超えているものは4年ほどになります。
4年しか減価償却期間がないということは、5,000万円とか1億の木造や軽量鉄骨アパートを買って減価償却相当金額がある場合、それを4年で割ってしまうと、すごく減価
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