ハワイに物件を買った元同僚からの相談。投資家と事業家の違い。

■ ハワイに物件を買った元同僚からの相談

今年の夏休みは家族でハワイに行ってきました。リーマンショック直後には不動産の調査を兼ねて何度も訪れましたが、変わらず気持ちの良い場所でした。

リーマンショック直後の話をすると、一緒に調査したアメリカ人の同僚は、自宅用と投資用に不動産を購入しましたが、私は買えませんでした。

リーマンショックの影響で世界各国の不動産価格が20％とか30％も大幅下落をしているのに、たいして安くなっていなかったからです。真に人気の高いエリアの物件というのはこういうものなのでしょう。

その後10年近く経った現在、この同僚のハワイ物件の価格は20％程度上昇しており、また、その間の賃貸収入は実質年利で5％前後という話を、今年会ったときに聞きました。

5％前後というのは小さいように感じるかもしれません。しかし、ハワイは土地・建物が高い一方で住民の所得はそれほど高くはないので、賃料設定はそれほど上げられません。また、菅里費なども日本よりも高めです。

そう考えると、ハワイは不動産賃貸業を行う場所として、あまり向いているとは言えません。

しかし、私の元同僚はハワイが好きでしたし、インカム重視では...