今回は、以前のコラムで紹介した築20年程度の大規模マンションで漏水が続出している件についての続きと、見過ごされがちな事故原因、それに対応する不動産投資法の一つを今回ご紹介できればと思います。
参照:築20年の大規模マンションで漏水続出。調査してわかったショッキングな事実
この原稿を書いている7月下旬現在、前のコラムから約2カ月の間にも、この物件で数件の漏水が発生しています。台所排水系統からの事故が多いのですが、直近では洗面所系統でも同様の被害が出ています。
排水管は複数あり、台所系統・洗面所系統・トイレ系統と約3つの系統に分かれます。もし全てを交換する場合は約15億円程度の費用が見込まれ、その場合、マンションの預金はほぼゼロになります。そうなれば、以後の運営が成り立たなくなるリスクが出てきます。
・銀行から借り入れる
・一時金として、全戸辺り各100万円~150万円程度を徴収する
・修繕積立金を各世帯、毎月1万円程度増額する
・一時金として、全戸辺り各100万円~150万円程度を徴収する
・修繕積立金を各世帯、毎月1万円程度増額する
等、管理組合が取れる方法は別にもありますので、即破綻というわけでもないのですが、大規模改修費や長期修繕計画になかった臨時出費で預金がスッカラカンになりかねないというのは、スタグ
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