相変わらず、不動産投資市場は活況。夏休みだけでは読みきれないほどの不動産投資本の出版点数と、そのほとんどが初心者向けの入門書であるという状況に、「バブルなのかなあ」と実感した投資家も多いのではないだろうか。
今回紹介する『不動産投資は「土地値物件」ではじめなさい』も、基本的には初心者向けの内容。類書と違うのは、「不動産投資を始めること」自体をすすめる入門書でも、著者の個人的な成功体験をまとめたものでもなく、「空室リスクが少ないエリアの土地値物件を買う」というある意味狭い手法を紹介している点だ。
逆に言うと、それ以外のやり方については、「入口」は楽でも、「運用」と「出口」が大変という理由から、リスクが大きすぎて危険と説く。著者自身が知識不足のまま物件を買って想定外の出費に苦労したり、「売ったら終わり」の不動産会社から、融資はつくけれど購入後にキャッシュが回らず苦労する投資家を何人も見てきたりしたのがその理由だという。
そんな著者が重要視するのは、買った後も無理なく運用できる場所に、売却するときに大きく値下がりしない「土地値物件」を買い、負けない(損をしない)不動産投資をすること。著者はそのため
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