著者は不動産会社の代表として40年以上にわたり、競売にかかわってきた河野正法氏。業界の酸いも甘いも知り尽くす著者が不動産投資の初心者に向けて初めて出版したのが本書、『 はじめての競売-利回り15%は当たり前 』( セルバ出版 )である。
不動産投資本が次々と出版される中でも、「競売」を扱う書籍はそう多くない。
その中で、本書は競売の仕組みや落札価格を予想する方法などを解説したノウハウ部分と、サラリーマン投資家たちが、初めての競売に挑戦し、成果を上げる様子を紹介する実践部分とがバランスよく紹介された一冊。
「怪しい」「怖い」「素人には難しい」といった昔ながらの先入観や、「最近は競売でも高利回りの物件は少ない」「サラリーマンが挑戦するには手間がかかりすぎる」といった負のイメージをくつがえすような、最新の事例を数多く知ることができる。
また、「不動産は天からの預かり物にすぎない」「競売を通じて債務者の再出発を応援する」といった言葉からは、著者のあたたかな人間味が感じられ、読後に、「不動産投資家としての社会貢献・人助け」といった意味を考えさせられる読者も多いかもしれない。
副題に「利回り15%は当たり前
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