「空き家」問題については、最近ニュース等でもよく取り沙汰されているとおり、これからの日本が抱える大きな課題のひとつである。
政府もこの状況を看過できないとして、今般の法改正により防災、衛生、景観等の観点から周辺環境に悪影響を及ぼすとして指定される「特定空き家」のみならず、将来的にそうなり得る、いわゆる予備軍として見なされる空き家も「管理不全空き家」として”固定資産税6倍”の対象とすることを決定している。もはや空き家の放置は許されないといった状況だ。
国民の10人に1人が空き家所有者となる時代
「空き家問題」は誰もが当事者となりうる
空き家の数は年々増え続けており、5年前の2018年時点で全国に846万戸存在するという統計データが出ている。
1988年時点では394万戸なので、30年で2倍以上に増えているのだ。潜在的にはすでに1000万戸に達しているのではないかとの推計もあるようで、今や国民の10人に1人が空き家の所有者ともいえるような時代となっている。
今は実家の両親が住んでいる家もいずれは空き家となり、あなた、もしくはあなたの兄弟が所有者となる時がくる。空き家問題はもはや「人ごと」ではないのだ。
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健美家編集部(協力:
(たまあらい))