築1年で家賃が3~5%落ちることもあるなか、19年経っても家賃下落率0%の人気物件がある。手掛けているのは、日本最大級の建築家ネットワーク アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社(ASJ)に所属する、建築家の平野智司氏である。時代が変わっても多くの人を魅了する賃貸住宅を建てるポイントを取材した。
ワンルームでも差別化は可能!
スタジオのような内装で独自の世界観を
平野氏は建築家として、個人住宅から施設建設、賃貸住宅などを手掛けている。担当した賃貸住宅は60棟を超え、築19~20年経っても家賃下落率0%で、90%以上の入居率を誇っている物件もある。たとえば上の写真は、横浜市の最寄り駅から徒歩8分の立地にあるワンルームが27戸のRC5階建て賃貸住宅である。
2002年の竣工から19年経つが、その人気は劣らない。スタジオのようなコンクリートむき出しの内装が特徴的である。ほかにも千葉市に2001年に竣工した賃貸住宅が、築20年経つが家賃の下落率0%となっている。
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる