定期的に競売セミナーを開催し、日々、競売の相談を受けているドクターKである。
私の知り合いであるYさんが、「競売」で取得した難解な持分物件を紹介する。
「持分物件」とは、建物や土地の所有権が100%なく、一部しか所有していない物件のことである。このような持分物件は、通常よりも非常に資産価値が低くなり、売却できない可能性がある。
今回、紹介する物件は持分物件の中でも難しい物件であり、プロの不動産業者も嫌がる物件である。
しかし、競落した本人は、不動産業者とは一切関係ない一般のサラリーマンであり、本人の粘り強い交渉の結果、利回り27%を叩き出した高利回りの物件である。
正直、あまりお勧めできる物件ではないが、このような不動産投資の物件もあることを知って頂ければ、幸いである。
1.物件概要
物件は北関東の戸建であり、建物は持分100%である。しかし、土地が一部持分のみであり、非常に複雑な物件である。
物件の外観と間取りは以下の通りである。建物は築20年であり、賃貸なら十分利用できる物件である。建物の延床面積は、76uであり、この広さなら、4人家族でも十分に住むことは可能であり、賃貸なら問題はない。
次に難解で
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