定期的に競売セミナーを開催し、日々、競売の相談を受けているドクターKである。今回、競売で公開されていた区分マンションの競売事例をご紹介する。
競売市場において、区分マンションは数多く公開されている。その目的は、区分マンションを専門で扱っている不動産業者がキャピタルゲインを目的に入札することが多い。そのため、家賃収入を目的で入札するインカムゲインを目的に入札する方は少ない。理由は以下である。
1.管理費や修繕費が高いため、高利回りが難しい。
2.業者が転売目的で適正な価格で入札するので、個人が入札しても落札が難しい。
区分マンションの査定は、戸建てよりも計算しやすい。理由は業者ならレインズ等を活用し、過去の販売履歴を入手し、的確な金額で入札してくる。そのため、過去の販売履歴を入手できない個人がインカムゲインを目的に高利回りで入札しても、落札することが困難である。
個人でも入札前に利回りを計算し、高利回りで運用できるなら、入札しても良いと思うが、あまりそのような区分マンションは公開されない。
今回、ご紹介する物件は、立地条件が良く、利回りも悪くなく、転売もでき、個人で入札するなら、リスクが低いと思われ
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