定期的に競売セミナーを開催し、日々、競売の相談を受けているドクターKである。今回、競売で公開されていたアパートの競売事例をご紹介する。
紹介する物件は、北関東の市町村にある一棟アパートである。
裁判所から公開された資料では、土地が約1000uあり、かなり広い敷地である。また、余剰の敷地が広く、将来、レンタルボックスや土地貸しなど利用できる可能性がある。
もし、このような賃貸が需要がないなら、一部土地を切り離し、売却する手段もある。本物件の近隣は住宅地域でもあり、区画を分けて、戸建て用土地売却も可能だと思われる。
賃貸状況は8室のうち、5室が賃貸中であり、3室が空きである。通常、競売物件のアパートでは、債務者が賃貸管理を怠り、空室となっている物件が多い。この物件は半分以上、賃貸中なので、個人的には悪くないと思う。
この物件を参考にして頂き、このような競売物件もあることをご理解頂けたらと思う。
1.物件概要
(1) 所在地
物件は北関東の市町村にあり、約7万人の都市である。都心から100km以内に離れたところにある。ネット上の住民からのコメントを見ると、「緑が多くて、住みやすい」との意見がある。
あと、比
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