物件を購入するとき、または所有物件を手放すとき、大なり小なり発生する廃棄物の処理や解体工事。見積もりを取ってみて、その金額の大きさに驚くことも多々あるが、そこにはそうなる理由がある。具体的な金額はケース・バイ・ケースだが、聞いてみるとその時々の目安となる“相場”があるという。
今回は千葉県を中心に土木工事・解体工事を手がけている株式会社フジカワ(千葉県柏市)の藤川太伸社長に、解体工事を考える上でのポイントを伺った。
■標準家屋で坪4万円
一般的に、小さな戸建住宅や2階建ての木造アパートなどの解体工事は、2、3日であっという間に済んでしまっているイメージだが、実はそうではなかった。
解体作業を行う場合、1つの現場で使う重機は1台で、運搬用のダンプカーなどが2~3台入るのが一般的だという。だいたい4~5人が1チームとなり、1人はオペレーターの役割で、2人が運転手、残りが取り壊し後のゴミの取りまとめ作業に当たる
作業工程は、平均的な戸建住宅(40坪程度)で、
①養生・内装バラシ
②屋根の撤去
③基礎部分の撤去
④埋設配管の撤去
⑤清掃→更地
となり、養生作業から更地になるまで10日間程度が目安。面積が広い、またア
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