遊休地や狭小地など土地の有効活用に頭を悩ます地主は多い。
アパートやマンションなど収益物件を建てたり、住宅に適さない土地をトランクルームに仕立てるケースなどが増えているが、昔からある駐車場ビジネスは、土地活用の王道だ。
ただ、人口減少と若者の車離れが需要落ち込みの懸念材料として浮上する。ドライバーに使ってもらえる、稼働率を上げる工夫が欠かせない。
単に土地を貸し出す事業からの脱却が迫られる中で駐車場ビジネスの行方を探ってみた。
このところのトレンドを見ると、パーキング専業者にとどまらず、不動産大手が本格的にパーキングビジネスを収益の柱として位置付け始めたのが特徴だ。
三井不動産リアルティは、全国20万台の時間貸し駐車場「三井のリパーク」を生かし、都心部や観光地を狙って拠点拡大を図っている。
同社が運営するカーシェアリングサービス「toppi(トッピ)」の利用客にリパークを使ってもらう相乗効果に期待している。
東京建物はグループの駐車場運営車室数を現状の約6万5000から10万台まで増やすこ
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