11月28日に一般財団法人 住宅改良開発公社が主催する「あしたの賃貸プロジェクト第4回シンポジウム」が開催され、賃貸オーナーをはじめ1300名近い参加者がオンラインで視聴した。
今回のテーマは「ごちゃまぜコミュニティ×自分らしく暮らせる賃貸住宅」で、多様な状況の方々が共生する賃貸住宅の成功例などが発表された。健美家読者に役立つ話題を中心にレポートする。
空き家対策の主は戸建て。民間の賃貸住宅の空室も課題に
今、経済困窮やDVや虐待、外国人労働者、LGBTQなどを理由に、住宅を確保するのに難しさを感じる「住宅確保要配慮者」への支援が求められている。
国土交通省、厚生労働省、法務省の3省でつくる「住宅確保要配慮者に対する居住支援機能等のあり方に関する検討会」の座長を務めているのが、今回、基調講演を担当した東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻 大月敏雄教授だ。
「まちの価値向上の真ん中にある賃貸」をテーマに今、賃貸住宅に住宅確保要配慮者への配慮が多く求められていることや賃貸住宅がいかに街に大きな影響を与えて
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