昔からある商店街でよく見かける建物のひとつが1階に店舗、2階に住宅という、いわゆる店舗付き住宅がある。商店街が活気を失っているところではそうした住宅が空き家になっていることも多いが、活用、再生に至っている例はまだまだ少ない。
ところが、東武東上線上福岡駅周辺で店舗付き住宅を上手に活用、投資としても成功している例がある。どのようなやり方をしているのか、また、そこから分かるノウハウは何かなどを現地で取材してきた。
■500~800万円で購入、家賃7万円前後で賃貸
東武東上線上福岡駅は池袋から30分強。急行停車駅ではないので、和光市、ふじみ野などで乗り換える必要があり、それもあって、往時は非常に栄えていたものの、現在ではかなり空き店舗、空き家が目立つ状態になっている。
そこで店舗付き住宅の購入、賃貸付けをサポートしているのが地元上福岡出身の、PM工房社の久保田大介氏。この辺りでは昭和40~50年代くらいに建てられた1階、2階合わせて50~60㎡くらいの店舗付き住宅が、数はそれほど多くはないものの、500~800万円くらいで売買されているという。
オーナーはそれを購入、改装などを経て賃貸に出すことになる
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