物件を持っているだけでは賃貸経営はできない。客付け、管理、改装などの施工と賃貸経営の周辺には様々なプロがいる。こうした人達と協業することで賃貸経営は成り立っていると考えると、それらプロの意見を聞くことも大事。

ここでは地域密着型の不動産会社(以下、不)、広い営業エリアを持つ管理会社(以下、管)、投資物件等の企画を得意とするコンサルタント会社(以下、企)、投資物件のリノベーションを数多く手掛ける施工会社(以下、施)の4人に賃貸経営成功への道を語っていただいた。
■『部屋は商品』という観点を持って欲しい
空室が続く所有者には共通する考え方があるという。『まだ使える』『この壁紙は6年前に張り替えたばかりでもったいない』など、自分が大丈夫、許容できる範囲だから、入居者も平気だろうという思考である。だが、これがダメだと4人は口を揃える。
管)空室を相談されて見に行くと、コーキングがカビだらけだったり、洗面所の鏡が曇っていたりと、他の人の目からすると一目瞭然のダメさなのに、所有者だけがそれに気づいていないことがよくあります。自分はそれで
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