コロナの影響で、飲食店をはじめ、1階のテナント部分の退去が増え、空室が長期化する懸念がある。1階が閑散とすると、2階以上にも空室が広がる懸念がある。そこで目を向けたいのが、テナントや賃貸住宅の「看板」である。
看板をリニューアルしたことで2階以上も満室になった例や、空きスペースに他社の看板を設置することで、プラスの収益を出すこともできる。教えてくれたのは、大阪と東京を中心に、看板や外観デザインなどのプロデュースを行う株式会社サインズスクエア代表取締役社長の西村友宏氏だ。
16戸中12戸空室が、満室へ
予算70万円、可愛いカフェがあると評判に
下の写真は、築25年の賃貸住宅だ。1階はテナント、2階以上にワンルームが16戸あるが、うち12戸が空室だった。学生の賃貸ニーズがあるものの、競合物件が多く、入居者の募集に苦戦していた。1階の飲食店が退去したことを機に、オーナーから西村さんの会社に依頼が入った。
「オーナー自らが1階でカフェを始めたいとのことで店舗の外装・看板プロデュースの依頼を受けまし
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