総務省が公表した2021年1月1日時点の住民基本台帳に基づく人口動態を見ると、日本人住民の人口は2009年をピークに12年連続で減少した。
現行調査開始(1968年)以降、2006年に初めて減少し、2008年と2009年に増加したが、2010年から減少が続いている。全国の人口総計は1月1日時点で1億2665万4244人(△48万3789人、△0.38%)だ。このうち外国人住民が281万1543人(△5万5172人、△1.92%)だった。
三大都市圏(東京圏、名古屋圏、関西圏)の人口は、外国人住民を含めた総計で6639万5732人となって人口割合は69.53%と9年連続で全国人口の約70%を占めているが、三大都市圏は調査開始(2013年)以降で初めて減少した。
出生者数から死亡者数を引いた自然増減数では、日本人住民の自然増減率は△53万608人となり、自然減少数が13年連続で拡大して1979年度以降で最大となった。一方、外国人住民の自然増減数はプラス1万884人と拡大傾向で2012年度以降で最多だった。
あらためて人口の減少が進んでいることがわかる。賃貸住宅経営にとって、この人口動態は将来の稼働
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