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ワンルームアパートの終活にギャラリー併設型アーティストインレジデンスという妙手

賃貸経営/空室対策 ニュース

2023/10/05 配信

「平松さんのおかしなアパート」で開催されたイベントの掲示
「平松さんのおかしなアパート」で開催されたイベントの掲示

築年数を経て空室が増えた、でも、まだ入居者のいるアパートを最終的にどうするかは今後顕在化するであろう問題。その問題に対してギャラリー併設型アーティストインレジデンスという手で取り組んでいる茨城県の株式会社Coelacanthが募集開始にあたって開催したイベントを取材した。

2階の4部屋、駐車場4台分をまとめて貸す

周辺は同じような2階建てのアパートと一戸建てが混在するエリア
周辺は同じような2階建てのアパートと一戸建てが混在するエリア

茨城県水戸市、水戸駅からバス便利用で10分ちょっと。直線距離にして2.4キロほどの場所に築40年以上、1フロアに4戸の2階建てアパートのエストシャトー改め「平松さんのおかしなアパート」がある。周辺はかつて日立製作所が市内にあったことから同じくらいの古さのアパートも目につく静かな住宅地である。

郵便受けだけを見ていると1階が全戸入居中とは思えない
郵便受けだけを見ていると1階が全戸入居中とは思えない

外から見ると郵便受けにチラシその他が溢れていることから全戸空き家のように見えるものの、1階4戸には長らく単身男性が居住。2階は空室になっている。

建設時のローン返済は終了しており、次の問題はこの後をどうするか。何をするにしても問題

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健美家編集部(協力:中川寛子(なかがわひろこ))

中川寛子

株式会社東京情報堂

■ 主な経歴

住まいと街の解説者。40年近く不動産を中心にした編集業務に携わり、近年は地盤、行政サービス、空き家、まちづくり、地方創生その他まちをテーマにした取材、原稿が多い。
宅地建物取引士、行政書士有資格者。日本地理学会、日本地形学連合、東京スリバチ学会会員。

■ 主な著書

  • 「ど素人が始める不動産投資の本」(翔泳社)
  • 「この街に住んではいけない」(マガジンハウス)
  • 「解決!空き家問題」「東京格差 浮かぶ街、沈む街」(ちくま新書)
  • 「空き家再生でみんなが稼げる地元をつくる がもよんモデルの秘密」(学芸出版)など。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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