自己の所有する賃貸住宅物件の特性をよく知り、それに合った火災保険商品選び、補償する項目を決定し、適切な保険金額を設定する・・・。
この一連の作業は、本来代理店と一緒に一つ一つ確認しながら行なうことだが、なかなかそれができていないという。賃貸物件の新規購入の場合などでは、予め用意された保険申込書に慌ただしくサインをしただけ、などという話しも時折耳にするのだ。
火災保険は決して安い買い物ではない。況してや希望通りの契約内容になっていないなど、事故が起きたときに損害を十分に補償できなければ、それはとてつもなく高い無駄な買い物になってしまうのだ。
そうならないためにも、これら一連の手続きについてもその手順を知っておく必要がある。今回は火災保険の契約手続きについて解説したいと思う。
・保険契約申込書で確認すること
言うまでもなく、保険契約において最も重要なのが契約申込み手続きだ。
一部にはWebによって完結可能な保険商品もあるが、賃貸物件に掛ける保険は事業用であり専門性が高いため、紙の申込書による手続きが一般的だ。白紙の申込書に必要事項を記入して使用することはあまりなく、契約者情報、建物の詳細、保険期間、補
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執筆:
(さいとうしんじ)