安心、安全で安定的な賃貸経営を続けるためには、火災保険が必要不可欠であることは今さら言うまでもない。火災保険は、災害などの発生による建物の損害、管理不備などに起因するを賠償責任を担保するものだ。
よってその性質上、たとえ空き家であっても、物件を所有した瞬間から火災保険は隙間なく掛け続けなければならない。
そんな火災保険契約も、いずれ必ず満期がやってくる。また、何らかの理由で中途で解約することもあるあるだろう。だがその際の手続きの仕方は意外と知られていないようだ。
・満期到来のサイクルが早まった火災保険
令和4年10月以降保険始期の火災保険契約は、保険期間の最長が5年までとなった。それ以前の保険契約も数年後には満期を迎えるため、今後頻繁にやってくる契約の更改手続きについて、注意を要する点を知っておく必要があるだろう。
通常、満期の2ヶ月程度前に保険会社から封書で満期の通知が届く。そこには現在の契約内容とおすすめのプランが合計3通りほど記載されている。その特徴は以下の通りだ。
・すべてのプランで前回契約よりも保険金額が増額されている
・補償がグレードアップされたおすすめプラン
・前回と同条件のプラン
保険金
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執筆：（さいとうしんじ）
