一戸建ての活用は意外に難しい。小規模な家族3~4人向けならまだしも、都会の100㎡オーバーとなるとある程度の賃料は期待したいものの、そうした広さを借りる人は少ない。シェアハウスという使い方もあるが、それなりに改修も必要。そんな時に聞いたのがヒーリングラウンジという新しい使い方である。早速見学にお邪魔した。
都心の大型戸建てを活用
ヒーリングラウンジRETREA(リトレア。以下リトレア)があるのはJR山手線でもっとも乗降客数が少ないコンパクトな駅鶯谷から歩いて5分ほどの路地の奥。言問通りからはほんの少し入っただけだが、通り沿いに高さのある建物があるせいか、音は全く聞こえてこ ない、実に静かな場所である。
建物は130㎡の木造2階建ての日本家屋。1階にキッチン、洗面所、トイレなどの水回りと和室2室があり、2階に広い洋室、和室2室という間取りで、元々の居住者は夫婦プラス子ども4人という大家族。オーナーが生まれ育った家だが、昨年1月にはオーナーの父が一人で居住。亡くなった後にどう活用するかが課題になった。
縁があって相談を受けたのはホテル
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