高度経済成長を支えてきた団地を現代風にアレンジ
高度経済成長において、労働者の住まいを支えてきた団地。都市部の郊外を中心に点在していて、一度ならずとも目にしたことはあるだろう。近年は老朽化に伴う入居率の低下が目立ち、過去の遺物と捉える向きもある。
一方で、こういった資産を有効活用すべく、団地再生に乗り出す動きもここ数年は活発で、その最前線を行くのが、UR都市機構だ。
同機構の場合、民間と協力して全国各地にある保有物件のリノベーションに着手し、個性的な団地として再生し、好評を博している。
例えば、京都市伏見区鶴月橋に立地する「鶴月橋リノベーションプロジェクト」では、1962年から管理を始めた団地を再生。
「引き戸で部屋をわけたりつなげたりできる」「主室の中心にキッチンを据え、家事とコミュニケーションがしやすい」といったコンセプトを掲げ、間取りに応じた改修を行っている。
無印良品とコラボした団地リノベーションプロジェクトの「MUJI×UR」も有名だ。2018年8月初旬時点で関東や東海、関西、九州エリアで計40棟を協働で手掛けていて、内装のリノベーションは特徴的。
白を基調とした各住戸はとてもスタイリッシ
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる