2020年12月に行われた9回目となるリノベーション・オブ・ザ・イヤーには賃貸経営にも参考になる消費者の変化が如実に表れた回になった。具体的に何がポイントになったか、以下、見て行こう。
窓外やルーフバルコニーなど室外に目が向くように

在宅時間が増えたことで閉塞感を感じていた人が多かったのだろう、それを払拭するように窓外、ルーフバルコニーなど部屋の外に目を向けた作品が目についた。たとえばニューノーマルリノベーション賞を受賞した「暮らし方シフト2020」(株式会社リビタ)は都心の70uほどのマンションから郊外の、部屋だけでなくルーフバルコニーも広い部屋に引っ越してリノベーションをした作品。窓外の緑、空の映り込んだ写真が印象的で、窓の外を部屋の一部として捉えるという考え方が見てとれた。

絶景リノベーション賞を受賞した「穏やかな瀬戸内の海とともにある日常」(よんてつ不動産株式会社)も海の眺望をメインにした部屋で、物件を探すところから不動産会社とタッグを組んだ
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる