JR中央線荻窪駅から徒歩6分。善福寺川の遊歩道沿いに2017年に建設された賃貸マンション「パンカフォッサ」がある。物件名はイタリア語でベンチ(パンカ)、土間(フォッサ)を合体させた造語で、物件の特徴はその名の通り。半地下になった1階の部屋には土間があり、2階以上には窓辺にベンチ棚がある。
駅に近く、個性的な作りでもあり、2階以上の部屋は退去が決まるとすぐに次の入居者が決まるほどの人気ぶりなのだが、2021年11月に空いた1階の部屋は長らく空室が続いた。その期間、なんと8か月である。
しかし、物件の企画をした有限会社PM工房社の久保田大介氏が打った一手が一気に状況を変えた。なんと改装工事に着手すると広報して1週間で入居者が決まったのである。それも家賃3000円アップである。一体、何をしたのか。
コロナ禍で遊歩道を歩く人が増えた
1階の部屋は前述した通り、半地下で土間が
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