「とにかく賃貸住宅でキッチンの使いやすさを重視したいと考える入居希望者がコロナ禍を経て2倍以上に増えました」。こう話すのは、都心で中古区分マンションのリノベーション事業を手がけるリズム(東京都渋谷区)の広報担当の園部亜衣さんだ。
同社は投資家向けに中古区分マンションを販売し、その後管理する。さらに入居者獲得の戦略として改修後の部屋のテイストや仕様をシリーズ化しているのが特徴だ。ターゲットにしているのは、都心で働く30歳前後の単身者。
そのため、変更前の間取りが1DKなどに分かれていても、必ずワンルームに改修する。シリーズは34種類に上り、和モダンやシャビーシック、北欧風などテイストを統一化させたものの他に、壁一面に本棚を設けた「Hondana」、ペイント&釘打ちが可能なカスタムウォールを設置した「Rough」など、機能を統一したシリーズも展開する。
同社は満室経営を維持するために入居希望者向けに「ウェイティング」機能を設けており、退去が決まった部屋をウェイティングリストに登録している希望者に情報発信するサービスを行なっており、入居率は常に98%以上を維持している。それと同時に、マーケティ
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる
取材・文:
(つちだえり)