横浜市南区にある弘明寺は横浜の浅草という異名もある、横浜市内最古の寺。門前にはアーケードのある商店街が続き、周辺は横浜の奥座敷として賑わったという場所である。
現在も京急、横浜市営地下鉄の二路線が利用でき、横浜駅から京急だと10分前後、横浜市営地下鉄でも10数分と利便性が高いため、住宅地としてのニーズは高い。
だが、一方で商店街を中心に高齢化も進んでおり、往時に比べるとやや寂れてきた印象は否めない。

そんな弘明寺の門前すぐ近く、京急線の弘明寺駅からだと徒歩5分という立地にあるビルの4階が共創型コリビング「ニューヤンキーノタムロバ」としてリノベーションされた。と書いても、一体、それはなんだ?と思う方が大半だろうと思う。順に説明していこう。
「家賃を安く」より、他にない企画で空室を埋めたい
物件のオーナーは地元の弘明寺のほか、横浜市内にもビル等を所有する不動産会社・泰有社。同社はリーマンショック後に空室になった横浜市のビルを公益財団法人横浜市芸術文化振興財団が当時実施していた芸術不動産事業を活用、積極的にクリエイター、アーティストの受け
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