コロナ下で「部屋は寝るだけ」「駅近ならそれでいい」といった実用本位の考え方が変わりつつある。
自室で長い時間を過ごすようになり、暮らす満足度、生活の楽しさなどを求める声が出ているのである。そうした新しいニーズに応え、他にない部屋を作っている不動産会社がある。愛知県、岐阜県、三重県に展開する株式会社ニッショーだ。
エリアより物件という声に応えた「&room」シリーズ
一般に賃貸物件ではエリアありきの部屋探しが主流である。勤務先がどこだから、そこに通うのが便利な場所が良いという考え方だ。名古屋を始めとする中京圏ももちろん、そうした選び方をする人が多く、そして「名古屋圏では自由度が東京より低いのかもしれません」とニッショー広報企画部広告宣伝課の服部光一朗氏。
「たとえば名古屋駅近辺に通勤するとした場合、名古屋駅直通の地下鉄路線は2路線しかありません。そのため、これまではこのエリア限定でと特定エリアに絞って部屋探しをする人が多かったのですが、コロナ下で少しずつ変化が出てきています」。
それがエリアよりも物件そのものにこだわるという人たちである。防音を気にする、キッチンの使い勝手を気にするなどで「ガスコン
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