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購入前のインスペクションは融資の常識に「建築知識の不動産投資ニュース027」

不動産投資全般/建築知識 ニュース

2023/02/09 配信

築25年住宅物件の取得に関連して、銀行融資の条件として「インスペクションレポート」が要請される事例を最近経験した。改正宅建業法に制度が加えられて6年、建物についてのエビデンスがローンの前提となる時代になったのだ。

インスペクション(建物状況調査)の価値
インスペクション(建物状況調査)の価値

インスペクション(建物状況調査)について

インスペクション(Inspection)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、不具合事象の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行なう専門業務を指す。

もともとは、中古住宅流通が住宅流通の9割と日本の6倍のシェア率のあるアメリカにおいて、売買取引の前に買主が専門家(インスペクター)に依頼して行っていた住宅調査の、取引におけるメリットを日本の中古住宅流通にも取り入れ、ストック活用に結び付けようとして導入されたものだ。

考え方としては個人レベルのデューディリジェンスであり、大事なことは売主に対して買主の情報の非対称を解消するための専門家委託という考え方だ。

一品物の中古不動産については、新築時の瑕疵

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執筆:新堀 学(しんぼり まなぶ)

新堀 学

■ 主な経歴

建築家。1964年埼玉県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。安藤忠雄建築研究所所員を経て、1999年より新堀アトリエ一級建築士事務所主宰。独立後、リノベーションを中心として、設計のみならず建築の保存再生から地域文化活動へと広く携わり、建築の企画から利活用にわたり、技術と制度を活用した柔軟な提案を行っている。
一般社団法人HEAD研究会理事、一般社団法人住宅遺産トラスト理事。

■ 主な著書

  • 2002年:リノベーション・スタディーズ(lixil出版)共著
  • 2004年:コンバージョン設計マニュアル(エクスナレッジ出版)共著
  • 2005年:リノベーションの現場(彰国社)共著
  • 2016年:建築再生学(市ヶ谷出版)共著 ほか

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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