知っているようで意外と知られていない地震保険。その仕組みと補償、2017年の地震保険改定について解説する。
地震保険とは、地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没または流失による損害を補償する地震災害専用の保険。
地震保険は居住用に限定した保険となり、その対象は居住用の建物と家財。店舗やオフィスには該当しない。また、賃貸物件であっても実需物件(マイホーム)であっても変わらない。
地震保険の大きな特徴といえば「地震保険に関する法律」に基づき、政府と損害保険会社が共同で運営しているということ。
というのも地震保険は「地震等による被災者の生活の安定に寄与することを目的」としており、保険会社の取り扱う、保険商品とは性質の異なる保険だから。
そのため、補償内容および保険料ともに各保険会社同一で変わりはない(一部、保険料の払込方法によって保険料が異なる場合がある)。
その他に、以下の特徴がある。
■地震保険の特徴
- 単独では契約できず、火災保険にセットして契約する必要がある。
- 火災保険の契約金額の30%〜50%の範囲内でしか契約できない(契約の限度額は建物5,000万円、家財1,000万円)。
- 地震
この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる