原酒不足で国産ウイスキーの販売を休止
穀物を蒸留してつくるウイスキー。「マッカラン」や「ジャックダニエル」など外国産が有名だが、近年は「山崎」「白州」といった国産ウイスキーが世界的に人気を集めている。
そんななか、ショッキングなニュースが流れたのは、今年5月のこと。
なんと、サントリーが「白州12年」と「響17年」の2種類の商品の販売を休止するという内容。原酒不足が理由だという。
そもそも、ウイスキーは大麦と水を発酵・蒸留させて原酒を作り、これを樽の中で熟成させる。
商品にするときは、熟成期間の異なる複数の原酒を混ぜていて、響17年だと原酒の熟成期間が17年だということを意味する。仕込み自体はその前から始めていて、いまになって原酒の量を増やすことはできない。
そして、こういった事態に伴い起きているのが、両商品の価格高騰だ。
「山崎50年」は3250万円
とあるバーだと、仕入れ価格の上昇により、白州12年を1杯1800円から3000円に値上げした。ネットの通販サイトでは希望小売価格8500円の白州12年が3万円台後半〜高いと10万円近く、響17年も1万2000円に対して4万円台〜8万円以上の値をつけてい
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