ここ数年、首都圏でトランクルームの看板やのぼりを見かけることが多くなってきた。トランクルームとは個人、または企業の物品を収納するレンタル収納スペースのこと。レンタル収納ビジネスは住宅が狭小化する首都圏で近年需要が高まっており、高利回りが狙える新しい不動産賃貸業として個人投資家からも注目されている。
元メガバンク支店長で不動産投資家、ベストセラー「お金が貯まるのは、どっち!? お金に好かれる人と嫌われる人の法則」(アスコム)などの著者である菅井敏之さんも2006年からトランクルーム投資に取り組んでいるという。始めたきっかけやメリット・デメリットなどについてうかがった。
●メリットは初期投資が少なく、
手間いらずで節税効果が高いこと
「現在、世田谷区と横浜の2か所、所有する1棟マンションの1階をトランクルームにしています。きっかけは空室対策です。世田谷の物件は駅から徒歩2分と利便性はいいのですが、1階部分が半地下のようになっていて日当たりが悪く、レジデンスとして貸すには賃料を下げねばなりませんでした。また、裏通りにあるため店舗として貸すのも難しい。そこでトランクルームに目をつけたのです」

この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる