中古マンション再生のインテリックス(東京都渋谷区)は、リノベーション事業の市場拡大を見据えて職人不足の解消と次世代を担う職人を育てる。
若者や女性が活躍できる「マルチリノベーター(多能工)」輩出に向けて職人養成学校『リノベーションカレッジ』を4月10日に開校する。ウェブサイトで4月生の募集を開始した。毎週土曜に入学説明会も開催する。
建設業界の就業者数は、1997年の約685万人をピークに減少を続け、高齢化も進んでいる。建設業就業者数における年齢別の割合は2015年度に55歳以上が約34%、29歳以下が約11%となっている。技術承継が進まないまま高齢者の大量離職は業界にとって深刻な痛手。職人不足も加速する。
こうした状況を受け、同社のリノベノウハウをマニュアル化し、リノベーションカレッジの研修プログラムに反映させて初心者であっても短期間に技術習得できるよう授業プログラムを組む。基礎知識から大工作業・設備工事・プランニング・施工監理までの全工程を3カ月間で効率的に学ぶ。
リノベ現場は、大工、水道、電気といった多様な職種が必要とされ、それぞれの専門職人が施工を行うのが一般的だが、 リノベカレッジで
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