住宅メーカー各社は、戸建て住宅や注文住宅の顧客にZEH(ゼッチ)を提案する場合がある。ZEHとは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略。省エネルギー住宅のことで外壁・窓を高断熱性能にしたり、高い省エネのエアコン機器、太陽光発電システムを搭載している住宅のことである。
発電と省エネにより、一次消費エネルギー(空調・給湯・照明・換気)収支を年間でゼロか、ゼロに近付けることを目指している。
これまでは、戸建て住宅での普及が進められてきたが、2018年からは「ZEH-M(ゼッチマンション)」として集合住宅(賃貸住宅を含む)での導入も始まった。
2014年4月に閣議決定した「エネルギー基本計画」では、「住宅については、2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」としている。
さらに集合住宅については、2018年5月に「集合住宅におけるZEHロードマップ検討委員会とりまとめ」が公表された。2018年から2020年までは建築補助を行い、2030年までにZEH-Mの自立的な普及を促す。
物件の規模によって異なるが、例えば
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