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小田急線黒川駅前に開業。住宅街入口に働く場という可能性。シェアオフィスの広がりを検討する

不動産投資全般/商品・サービス ニュース

働く場が従来のオフィスに留まらなくなっている。それを受けてシェアオフィス、コワーキングオフィス市場が活気づいている。国内大手の三井不動産東急不動産のように法人対象にシェアオフィスを展開する企業もあれば、個人も含めて対象とする海外組であるリージャス、鳴り物入りで登場したWeWork、その他地元資本の小規模な事業者まで入れれば、一体何社が参入していることになるのやら。

そのうちでも今後大きく伸びそうなのが住宅街の入り口にあるシェアオフィス、コワーキングオフィスである。リモートワークが増えるにつれ、自宅近くの仕事場が求められるためである。また、沿線によってはリタイア層が起業を考えて借りるケースも聞く。

さすがにどの沿線でもとまでは言えないものの、フリーランスやIT系で働く人が多い中央線や東急東横線東急田園都市線沿線ではいくつか登場、満席になっている事業所も少なくない。

左側の建物にコンビニエンスストアが入る予定。中央から右側が飲食店、レンタルするスペース
左側の建物にコンビニエンスストアが入る予定。中央から右側が飲食店、レンタルするスペース

そんな中、小田急電鉄が地域での新しいライフスタイルを提案するとして、黒川駅前に複合施設ネスティングパーク黒川を開業した。企画はこうした賑わいの場を作ることにかけては第一人者のブルースタジオ。黒川駅は新百合ヶ丘駅で乗り換えて3駅。一戸建てが広がる住宅街で率直なところ、駅前には立寄る場所もほとんどない。

だが、近くには川崎市の作ったマイコンシティがあり、そこでの就業人口は約7000人ほどもおり、そもそも人口自体が増えている地域である。また、小田急は長年かけて複々線化を実現、新宿まで30分ほどで通えるようにもしてきた。

便利で自然もあり、仕事もある場所なのである。だったら、そこに住んでいる人たちを交流させ、ビジネスを生むような場を作ってみたらどうだろうというわけである。

実際にできた場所を見に行って来た。駅前の超一等地で、中央に広い庭があるのが特徴。それを囲むように木の小屋のような建物が並んでおり、その一部がキャビンと呼ばれるスペース。

中央の大きな建物はオフィスや書斎などに使えるような区切られた専有ブースとフリーアドレス制のデスクからなっており、オフィスとしても使える。それ以外のコンパクトな小屋はルームと呼ばれており、店舗やショールームなどとしても利用できるという。

オフィス、店舗等の用途のため、中央の建物にトイレ、シャワーブース、ミーティングルームなどの設備があるだけで、各スペースは至極シンプル。建物への投資という意味ではそれほど多くは無かったのではないかと推察する。もちろん、広場その他の作りもあるので、全体がという意味ではない。

中央の建物は隣に飲食店も併設しており、その前にはなんと焚火スペースも。仕事をしながら、お茶を飲んだり、焚火を眺めたりという、リラックスした時間を過ごせるようになっているのである。

また、駅に近い建物には8月にコンビニエンスストアができる予定。これまで鉄道用の資材用地だったところに一気に賑わいが生まれるわけである。

緑の多い地域に馴染む木の外装。自然な雰囲気だ
緑の多い地域に馴染む木の外装。自然な雰囲気だ

賃料はブースが1万8000円(約2.5u)、2万円(約3.3u)、フリーアドレスのデスクは1万円、ルームは広さに応じて3万2000円〜5万6000円(いずれも月額)。この金額ならハードルはさほど高くない。

5月10日に開業後、5月26日に開かれたオープンを記念するイベントに参加してきたが、すでにだいぶ申し込みが入っているとのこと。新百合ヶ丘その他近隣にもシェアオフィス的な空間はあり、そこを借りている人もいるそうだが、それでも自宅に近いところで借りたいという人も。

住宅街でのシェアオフィスは自宅に近いことが選ばれるポイントのようである。とすると、一カ所ずつの利用者数は少なくても、あちこちの住宅街入口に数多く作れれば収益を上げられそうである。

地元の人たちからは「良い場所ができた」という声を多数聞いた。飲食店の利用者も順調とのこと
地元の人たちからは「良い場所ができた」という声を多数聞いた。飲食店の利用者も順調とのこと。写真の奥が店舗などに使えるスペース

また、イベントには家族連れが非常に多く来場しており、この場ができたことを喜ぶ声をあちこちから聞いた。周辺にはまだまだ空いている土地は多く、これが成功すれば、もう少し何かという考えも出て来よう。

となれば、これまで購入して住む人たちばかりだったまちに変化が起きるかもしれない。今後、賑わいがどう推移していくか。注目したいところである。

健美家編集部(協力:中川寛子)

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